人工芝がいいのか、天然芝がいいのか…この悩みは完全なる正解はありません。
どちらにも良い面と悪い面があるため、必ずこっちの方が良いとは言い切れません。
しかし、人工芝の方が良い人・天然芝の方が良い人はちゃんと分かります。
この記事では、人工芝と天然芝のメリット・デメリットを解説するとともに、
人工芝がいい人・天然芝がいい人が分かるように解説していきます。
天然芝のメリットとは?


天然芝のメリットってなに?

メリットは大きく4つだよ!
場所へタップして移動出来ます
見た目がきれい

天然芝は自然のものであるため見た目がきれいです。
人工芝には出せない色合いや肌触りを楽しむことができます。
最近は人工芝も本物そっくりのものも出てきていますが、やはり天然の美しさにはかないません。

見た目がきれいってやっぱり大事だよね!

うん!やっぱり天然芝は手入れさえしていれば綺麗に見えるよ!
初期コストが安い
商品代が安いため、天然芝は工事費用が比較的安くなります。
- 天然芝:500円/㎡
- 人工芝:5,000円/㎡
これに施工費などが上乗せされますが、
天然芝は人工芝に比べて10分の1ほどで購入できるためコストが安くなります。

天然芝の方が金額が安いって意外…
バーベキューができる

天然芝を庭に敷くなら家族でバーベキューを楽しめます。
バーベキューをするとき、バーベキューコンロは高熱になり火の粉が飛んだりします。

人工芝だとバーベキューが出来ないの?

人工芝は火の粉が原因で表面に穴があいてしまうかも…
天然芝であれば焼けて部分的に枯れることがあっても、新しい葉が出てきて自然に修復してくれます。

庭でバーベキューって憧れ!

バーベキューをしようと考えているなら天然芝が良いよ!
耐用年数がない
天然芝は基本的には耐用年数がありません。
手入れし続ける限りずっと張り替える必要はありません。

何十年も張り替えなくても青々しているんだね!

手入れしていることが条件だけどね!
天然芝のデメリットとは?


天然芝デメリットってなに?

デメリットは大きく5つだよ!
気になる場所へタップして移動出来ます
手入れが大変

天然芝は毎年成長するから手入れが大変です。

実際にどんな手入れが必要なの?

手入れ方法を解説していくよ!
- 芝刈り:6〜10月に毎月一回
- 古葉掻き:1〜2月に一回
- 草取り:6〜10月に適宜
- エアレーション:2〜3月に一回
- 施肥:3〜8月に1、2回
- 水やり:夏場に適宜
手入れを怠ると…最終的には雑草に覆われてしまいます…
天然芝は生き物と同じなのでどうしても手入れが必要になります。
ランニングコストがかかる
天然芝は手入れが必要なため、
結果として初期費用は比較的安いもののランニングコストがかかってきます。

実際にどれくらい掛かるの?

実際に掛かる費用を説明するよ!
あくまでも目安の費用となります。
特に業者に依頼する場合は、広さによって費用は異なります。
冬は枯れる
一般に使用される日本芝は冬は枯れてしまいます。
具体的には一年のうち12月〜3月は緑というより茶色くなってしまいます。


もし一年中緑を楽しみたいと思っているならがっかりするかも!
しかし、枯れているといってもそこまで気になる色ではありませんし
何より四季を感じる事が出来ます。
日当たり・水はけが悪いと育たない
芝生は日当たりの悪い場所や水はけが悪い場所では育ちが悪いです。
光合成で日光を必要としたり
水がたまって根が腐ってしまうからです。

つまり場所によってはおすすめできないって事だよ!
日当たりについてはしっかり確認をしよう!
ペット(犬)を飼っていると枯れやすい
もしペット(犬)を飼っているなら天然芝とは相性が良くない可能性があります。

どうしてペットを飼っていると芝が枯れてしまうの?

ペット(犬)がそそうをするとダメージを受けるんだよ!
最近では室内犬が多く屋外で飼っている人も少ないかもしれませんが
屋外で飼う場合は穴を掘って芝を枯らしてしまうこともあります。

ドックランには芝を張っていたりするんじゃないの?

ドッグランには人工芝の方がいいかな!

天然芝の種類とおすすめはどれ?


天然芝のおすすめはどれなの?

天然芝のおすすめは住んでいる地域や求める完成イメージによって変わってくるよ!
天然芝は主に日本芝と西洋芝の2種類に分けられ、それぞれに特徴があります。
それぞれの特徴をおさえて自分の庭に一番あったものを選ぶのがポイントです。
日本芝
野芝(ノシバ)や高麗芝(コウライシバ)に代表される日本の芝です。
日本で使用されている芝の大部分を占めています。

ホームセンターで売られている芝は高麗芝だよ!
暑さや湿気に強く比較的手入れは簡単ですが、暖地型の芝なので冬は枯れます。
近年品種改良が進み、TM9など手入れがかなり楽な品種も出てきています。
西洋芝
欧米でよく使用されている芝です。
暖地型と寒地型に分けられます。
バミューダグラスなど暖地型は日本芝と同じような地域で育てることができます。
ブルーグラスなど寒地型は北海道、東北地方でも使用できます。
湿気に弱く、手入れは大変ですが日本芝と違って一年中青いのも特徴です。
天然芝の比較表
天然芝を分かりやすく比較してみました。
種類 | エリア | 手入れのしやすさ | 冬の状態 | 価格の相場 (/㎡) |
野芝 | 東北以南 | 枯れる | ¥1,000- | |
高麗芝 | 関東以南 | 枯れる | ¥1,000- | |
TM9 | 関東以南 | 枯れる | ¥2,500- | |
ブルーグラス | 北海道~東北 | 青い | ¥5,000- | |
バミューダグラス | 関東以南 | 青い | ¥5,000- |
自分が住んでいるエリアや枯れる事を避けたい・手入れがしやすいなど自分にとって何が一番か確認しながら選択しましょう。
人工芝のメリット


人工芝のメリットはなに?

人工芝のメリットは大きく4つ。これから詳しく見ていこう!
気になる場所へタップして移動出来ます
手入れがいらない
人工芝は人工物のため基本的に手入れが必要ありません。

全くしなくても大丈夫なの?

ときどきは…掃除をしてね!
- 落ち葉が落ちた場合:ほうきなどではく
- 汚れが付着した場合:水で洗いモップなどでこする
他は特にする必要はありません。

これだけなら出来そうだね!
一年中青い

天然芝の場合は秋~冬にかけて寂しい雰囲気になります。

寂しいってやっぱりイヤかもなぁ…
しかし、人工芝は天然芝と違い一年中青いです。

一年中青い状態を楽しみたい人にとって人工芝はおすすめだよ!
一年中、綺麗な状態を保つ事が出来る事は人工芝の最大のメリットと言えます。
どこにでも設置できる

人工芝は人工物なので日当たりや水はけは関係ありません。
そのため天然芝が張れない場所にも使用ができます。
- 日当たりが悪く植物が育たない場所
- 水はけが悪く水たまりができる場所
- 建物の際
- ベランダ
天然芝がNGな場所でも人工芝ならOK
ペット(犬)を飼っても問題ない
人工芝であればペット(犬)を飼っていても問題ありません。
ペット(犬)がそそうをしても枯らしたりすることはないからです。
水で流して洗浄するなどの後処理は必要ですが、基本的には素材が痛むことはありません。

ペットを飼っている人は人工芝がおすすめだよ!
人工芝のデメリット


人工芝のデメリットってあるの?

人工芝のデメリットは大きく3つだよ!
気になる場所へタップして移動出来ます
コストが高い
天然芝と比べて商品代が高いため、最終的には金額が高くなります。
製品にもよりますが、1㎡辺り3,000~10,000円ほどになります。
人工芝のグレードによって費用が変わります。
耐久性や本物の芝に見た目が近い程価格も高くなります。

天然芝の10倍の値段が相場だね。

そんなに高いのね…
耐用年数がある
人工芝は耐用年数があります。
製品によって耐用年数に幅があります。
- 〜3,000円/㎡:2、3年
- 〜5,000円/㎡:5.6年
- 〜10,000円/㎡:10年
設置場所の環境(太陽の当たり方など)によって変わります。

将来的に張り替えないといけないのね…

張替えは撤去費用も含むため、初期工事より高くなるよ。
バーベキューで穴が開く
人工芝を張った庭でバーベキューはおすすめできません。

どうしてバーベキューはおすすめ出来ないの?

火の粉が飛んで穴が開くかもしれないからね…
人工芝はあくまでも人工なので、火の粉が飛ぶと溶けたり、穴が空いたりします。
そのため、バーベキューをする場合は火の粉が飛ばないように対策をする事をお勧めします。

バーベキューをする時の対策は?

バーベキューをするときは耐熱マットなどを敷くと大丈夫だよ!
人工芝の選び方ってあるの?


人工芝のおすすめはどれ?

個人的におすすめ出来る人工芝を教えていくよ!
芝のパイルの長さ

人工芝はどんな目的で使用するかによって適切な芝の長さが変わってきます。
- 10〜15mm:ゴルフのパターの練習など
- 20〜40mm:庭で遊ぶなど
- 45mm〜:サッカーなど、一般家庭には不向き
一般家庭では20~40ミリのパイル(芝)の長さを選択しよう。
安い商品は要注意
実は、人工芝があまりにも安い商品は注意が必要です。
- 防炎機能
- 静電気防止機能
- 草(パイル)のつや消し処理
安い商品にはこれらの機能がありません。
この3つの機能が備わっているかは確認が必要です。

一緒に耐用年数も確認しよう!
人工芝の比較表
商品名 | メーカー名 | 特徴 | パイルの長さ | 価格 |
---|---|---|---|---|
リアリーターフ | 防炎、静電気防止機能付き | 16〜40mm | 5,000円/㎡ | |
リアルシリーズ | タカショー | 防炎、一部静電気防止機能付き | 20~40mm | 8,000〜8,800円/㎡ |
リアル防草人工芝 | アイリスオーヤマ | 防草シート不要 | 30〜35mm | 1,800円/㎡ |
人工芝と天然芝どっちがいい?


人工芝と天然芝、どっちがいいかわかんない!

天然芝が良い人・人工芝が良い人って分かれるから自分がどっちか確認してね!
人工芝と天然芝がそれぞれどんな人におすすめかを解説していきます。
気になる場所へタップして移動出来ます
人工芝はこんな人におすすめ
人工芝が良い人はこれらの事が当てはまる人です。
気になる場所へタップして移動できます。
手入れができない(したくない)
自分で手入れができない人は人工芝にしたほうが良いです。

出来ないというよりしたくないって人もそうだね!
人工芝であれば全く手間を掛けなくてもきれいな景観を保ってくれます。
忙しくて庭の手入れにあまり時間をかけられない人には人工芝がおすすめです。
一年中青い庭を楽しみたい

冬場に枯れてしまって茶色になる事がちょっと…と抵抗がある人は人工芝がおすすめです。
人工芝は一年中青い庭を楽しむ事が出来ます。

一年中きれいな状態って言うことが良いよね!

うん!でも人工芝にするならなるべく費用が高くていい物を選択しよう!
人工芝であっても、よりリアルな天然芝に見える人工芝の方が絶対に見た目がいいです。
安物の人工芝にするぐらいであれば天然芝の枯れた状態の方がマシ…と思っちゃうかもしれないので
よりリアルに見える人工芝をおすすめします。
日当たりが悪い場所を芝にしたい
日当たりの悪い場所に芝を設置したい場合は人工芝を選択したほうがいいです。

天然芝は日当たりが悪い場所はダメだけど、人工芝はOKだよ!
日当たりが悪い場所はなんとなく暗いイメージになりやすいですが、青々とした人工芝を敷けば雰囲気も比較的明るくなります。
初期費用を払える
人工芝の設置は天然芝に比べて初期費用が高くなります。
新築住宅の建築で高額な出費をしてしまい、
外構にあまりお金を掛けられないというケースも少なくありません。

予算が残っているなら人工芝でOK!
人工芝の範囲が大きく意外と外構の費用が高くなりがちな人工芝…
人工芝のせいで、他の部分が中途半端になってしまうこともあります。
そのため予算がまだあって、初期費用を問題なく払えるという人は人工芝が良いです!

DIYを考えている人にも良いかもね!
天然芝が良い人はこんな人
天然芝が良い人はこれらが当てはまる人です。
気になる場所へタップして移動出来ます。
天然(本物)の芝が良い人

天然芝をおすすめできるのはなんといっても本物の芝がいいという人です。
やっぱり本物志向…どうしても天然が良い!
そう思っている人は天然芝が絶対に良いです。

きれいに手入れされている天然芝の庭は本当にきれいだよ!
手入れが苦じゃない(出来る)人

天然芝をおすすめできるのは自分で手入れができる人です。

手入れって大変なの?

実は思った以上に大変ではないんだよ!
思った以上に手は掛からないとは言え、面倒だと思う人は
定期的に手入れを業者へ依頼出来るぐらいのゆとりがある人は天然芝がおすすめです。
- 一般的な広さの庭:30,000〜50,000円/年
- かなり広い庭:50,000〜100,000円/年
やはり、人に依頼するとそれなりに費用が掛かるので
可能な限り自分たちで手入れをする!やる!って人は天然芝がおすすめです。
庭でバーベキューをしたい
何も対策しないで庭でバーベキューをしたいと考えているのであれば天然芝です。
人工芝の場合は火の粉が飛んでしまうと溶けてしまう可能性があります。

芝が痛むことを気にせずに楽しむなら天然芝だね!

せっかく自宅の庭があるなら家族で楽しくバーベキューをしたい!
そう思っている人は天然芝をおすすめします。
安く仕上げたい人
天然芝は人工芝に比べて費用が安いです。工事の費用が大きく変わるわけではないため
人工芝+工事費と天然芝+工事費を比べた時に天然芝の方が安くなります。

芝を敷きたい、それも安く敷きたい!と考えている人は天然芝だよ!
まとめ:人工芝と天然芝はどっちがいいの?

天然芝も人工芝もそれぞれにメリットとデメリットがあります。
最初は天然芝がいいなと思っていても、生活スタイルが変わるにつれ人工芝が良いなと思うこともあります。
勿論、逆の事も思うこともあるので将来的な事も踏まえて検討したいところです。
では本日のまとめです。
天然芝や人工芝を安く仕上げたいと考えている人はDIYをする事が一番ですが
もし、新築の時に一緒にやって貰いたい・自分では出来そうにないと考えているのであれば
複数の業者へ相見積もりを取る事をお勧めします。
よければこちらの記事も参考にして下さい。

また、外構工事を安くする方法も解説していますので参考にして下さい。

インスタグラムもやってます。
ブログよりも我が家の写真を沢山載せてます。よかったらフォローして頂けますと幸いです。
インスタグラムはこちら☞
コメント