

●ベランダ・バルコニーにウッドデッキの敷き方が分からない人
●ベランダ・バルコニーにウッドデッキをDIYで出来るかな?と悩んでいる人
●ベランダ・バルコニーにウッドデッキを敷くために何が必要か分からない人
そういった人向けへの記事になります。
今回、バルコニーへウッドデッキをDIYしてみましたので是非皆さんもDIYにチャレンジしてみてください。
●ベランダ・バルコニーにウッドデッキをDIYする時の目安の時間が分かる
●ベランダ・バルコニーにウッドデッキをDIYする時の目安の費用が分かる
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ベランダ・バルコニーにデッキをDIYする前に…
一戸建てや分譲マンションなどのベランダやバルコニーは必ず防水処理がされています。
防水処理の上からビスで固定すると
せっかく防水処理されているのにビス部分から雨水が家の中へ入ってきて
雨漏りの原因になります。
そのため、ビス固定は基本的にはNGです。

もし、マンションの大規模改修の時期が来た場合
せっかく取付を行なったウッドデッキを取り外さなければいけない可能性があります。
マンションの場合でボンド固定する場合は最悪は撤去しなければいけない事も踏まえた上
自己責任で設置を行って下さい。
(管理会社への確認するといいかもしれません)
ベランダ・バルコニーに設置するデッキはどのタイプにするの??




木製でデッキを行う場合は、腐食する可能性がある事を忘れてはいけません。
分かりやすくまとめていますので、参考にして下さい。
項目 | ウッドデッキ(天然木) | ウッドデッキ(人工木) |
---|---|---|
メリット | ●木特有の良さを感じる事が出来る
●一番デッキ材の温度上昇が小さい |
●メンテナンス(塗装)が必要なく腐れる事はない
●とげやささくれが発生しない |
デメリット | ●定期的なメンテナンス(塗装)が必要
●とげ・ささくれが発生する |
●デッキ材が高温になるため裸足で歩くことが出来ない
●デッキ材の上でバーベキューコンロはリスクがある |
安全性 | ★ | ★★★ |
耐久性 | ★ | ★★ |
ランニングコスト | ★ | ★★★ |
掃除のしやすさ | ★ | ★★ |
温かみ | ★★★ | ★★ |
設置費用 | ★★★ | ★★ |
また、簡単に敷き詰めるだけのタイプもありますので
DIYでデッキは厳しいかもと思う方は敷き詰めタイプが簡単です。

ベランダ・バルコニーへウッドデッキをDIYするために準備するものは何?


●ウッドデッキ材
●デッキを固定するための下地材
●レベルを取るために調整束
●電動ドリル
●メジャー
●のこぎり

●電動丸鋸
●スライド丸鋸
●水平器
●差し金

ベランダ・バルコニーへウッドデッキを取付する方法は?

気になる場所へタップして移動出来ます
1.設置面へ墨出しをする
まず最初にすることが墨だしです。
今回はデッキを敷くための墨出しです。
墨出しは、下地をどの場所に置いていくかを決めるための基準となります。
この基準のための線が曲がっていれば下地も曲がっていきますので壁と並行に出していきます。
墨出しには墨ツボがあれば便利です。
端部は100ミリ以内・中間ピッチは600ミリ以内に下地が入るように墨出ししていきます。
※仮にバルコニーに重たい物を置くとなればピッチは500ミリ以内がいいです。


壁面から100ミリを出す場合は、スケールでも問題ありませんが
より正確に垂直を出したいのであれば差し金を使用するといいです。
墨出しは束の位置も出してやりましょう。
2.束(足部分)をボンドで固定する
今回用意した束は「マルチポスト」です。
マルチポストは外部に使用できる樹脂の束でバルコニーに適しています。
上の部分をくるくる回すことで高さ(レベル)を調整出来るので簡単です。
マルチポストは端部より100ミリ・中間は610ミリ以内に設置します。
ボンドを塗る場所は必ず掃除します。ホコリなどは接着を弱めるので必ず掃除を行います。

このぐらいはみ出れば問題ありません。
ボンドはこれが一番いいです。樹脂とバルコニー部分への相性もばっちりです。
ただ、このボンドにはガンが必要になりますので、ガンも載せておきますね。
ボンド施工後は1日置いてから次の工程に行きましょう。
3.高さ(レベル)の調整を行い水平にする
まずはレベルの取り方です。

高さの基準の取り方はまず、どの高さにするか決める事です。
サッシの上部分に合わせる事で、段差が出来なくベルコニーへの行き来がスムーズになります。
バルコニーへの段差解消を目的とするんであれば上部分がいいですね!

しかし、上部分に合わせる事で生まれるデメリットもあります。
●雨風がひどく雨が降りこむほど入ってきた場合、サッシの溝から雨水が抜けないという事
●網戸のメンテナンス(取り外し)を行う時に外れにくいという事
上部分に合わせるのであれば網戸の高さよりも少し下がる部分で高さを決めた方がいいですね!
高さ確認する上で一番楽なのはレーザーです。
価格も一万円程度で外でも見やすいグリーンレーザーですので
これからもDIYをやろうと考えている人は持っていて損がない商品です。
ちょっと金額が高いなぁと思っている人は水平器を使って高さを確認していきます。
水平器で高さを確認する場合は
サッシ近くのまずマルチポストの高さを決めます。
そのマルチポストの上に問題ないまっすぐな角材をマルチポストの上に置き
その上に水平器を乗せて高さを見ていくと分かりやすいです。
全ての高さを合わせたら最後にしっかりと締め付けて固定します。
マルチポストの施工手順はメーカーの取付説明書を参考にして下さい。
4.下地材を固定する


この根太は羽部分からビスが固定できるから簡単に施工出来ます。
下地は長さをカットして取付を行なうので、出来ればスライド丸鋸があると便利です。
DIYで行うのであれば安いタイプでも十分です。
下地は必ず2点、マルチポストへ2点で固定していきます。
この時のビスはステンレスビスで固定しましょう。
5.掃除を行う
下地が完成したら掃除を念入りに行います。


デッキ材の下にゴミがずっと残るって気持ち悪いですし、特に鋼製の場合はサビに注意したいところです。
切りくずが落ちていて防水面にサビが付く可能性もゼロではありませんで掃除は念入りにした方がいいですね。
6.デッキの取付を行う
デッキの長さをカットしながら取付を行ないます。
デッキ材はホームセンターで購入するかネット販売で購入するかになります。
人工木は樹脂なので伸縮があります。そのため壁面から5ミリ程度隙間をあけて取付を行ないます。
貼り始め部分と貼り終わり部分はビスで脳天から固定します。
後は取付金物を間に挟みながら固定していきます。
サッシ部分に切りカギが発生した場合は同様にその部分も5ミリ程隙間をあけていきます。
切りカギについても丸鋸があれば便利です。

7.完成
最後はベランダ・バルコニーの大きさによって縦に切っていきます。
貼り終わりは脳天からビス固定で完成です!

ベランダ・バルコニーへデッキ設置に掛かる費用は??
正直な話、ベランダやバルコニーの大きさによって金額はバラバラです。
勿論、大きければ大きい程、費用がかかります。
必要となる材料の明細は
デッキ材 1,890円×18枚(L=2000の場合)
下地材 3,055円×5本(L=2000の場合)
マルチポスト 570円×16個 (高さによって価格は変わります)
マルチポスト取付用ボンド 1616円×2本
取付金具 2,343円×2箱(50個入り)
合計 66,363円です。
※上の金額は、ネット販売で購入した際の金額です。(運賃は含んでません)
ホームセンターなどで購入する時は運賃が掛からない分安くなる可能性もあります。
商品代のみセットで販売もしています。
こちらのサイトではどの材料がどのぐらい必要か教えてくれます。
セット販売なので自分で材料の
明細を拾う必要がありませんのでよければこっちも参考にして下さい
▼ベランダへデッキをDIYするなら▼
ベランダ・バルコニーへデッキをDIYした時に掛かった時間はどれくらい??
まず行う事は墨出しを行なってマルチポストを固定すると
必ず1日以上は作業をしないでおきましょう。
実際に私もマルチポストを設置した日は設置後何もしませんでした。
最低でも2日は掛かります。
また、手持ちの工具次第で完成する日にちが異なるます。

ベランダ・ベルコニーへウッドデッキを取付ることに関するよくある質問

マルチポストを固定するためのボンドですが1本に何個ぐらいのマルチポストを固定出来ますか?
1本に約10~15個ぐらいを目安に考えれば問題ありません。(体験談)
電動工具って最低でもこれはいるってありますか?
最低でも、電動ドリル・スライド丸鋸はあった方がいいです。固定やカットを人の力のみは限界があります。
ぶっちゃけ、素人や女性でもできますか??
電動工具を正しく使用出来れば問題ないです。電動ドリルは問題ありませんが…スライド丸のこは下手したら指を落とすなど危険です。必ず正しい使い方で行って下さい。
まとめ:ベランダ・バルコニーへウッドデッキをDIY!
今回のベランダ・バルコニーにデッキをDIYでやる場合におすすめなデッキは
やはり人工木材です。
塗装などのメンテナンスが必要ないのが魅力ですね!
人工木材は通常の木材と比べて費用は高いですが、自分で設置まですると工事費用が掛かりません。
材料代は高くなっても工事費がゼロ円であれば問題ありません!
しかし、自分で全てをやるには、ある程度の便利な工具が必要です…。
今回紹介している工具は比較的安い工具にはなりますので是非参考にして下さい。
ホームセンターでレンタル・質屋なので中古品を購入するのも手です。
では、今回のまとめです。
- まずは材料の拾い出し!デッキの高さをどこにするかがポイント!
- 工具があれば工事は簡単!DIYをするなら集めるべき!
- デッキ工事は最低でも2日は掛かる!

今回の記事を見てちょっと難しいなと感じた方はプロに完璧にやってもらいましょう。
ちなみに下地の高さを調整しないで直置き工法もあります。
高さを多く取れない方はこちらも参考にして下さい。
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