当たり前ですが、目隠しフェンスは視線を遮ることが一番の目的です。
せっかく目隠しフェンスを設置しても、周りから見られるのであれば、設置した意味がありません…
- 家や庭にいるときに何となく人から見られている気がする…
- だからこそ落ち着かない…
こんなことを感じるかもしれません
それほど目隠しフェンスの高さは大事です。

目隠しフェンスの高さってどれくらいがいいの?

目隠しフェンスの高さの決め方を解説していこう!
設置した後に、
「やっぱりもっと高く(低く)すればよかった…!」とはなりたくないですよね…
でも安心してください。
この記事を読めばフェンスの高さを決めるのに役立つ情報を得ることができます。
目隠しフェンスの高さを決める前に考えること


目隠しフェンスの高さを決める前にどんなことを考えたらいいの?

フェンスの高さを決める前に考えるポイントを解説していくよ!
目隠しも高さを決める前に考えることはずばり何のために目隠しをするかってことです。
目的・場所によって目隠し高さは変わってきます。
必ずどうしてここに目隠しが必要なのかを考えましょう。
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家族のプライバシーのため
自分や家族がプライバシーを保てるように、目隠しフェンスをする人は多いです。
- リビング
- 庭
- 玄関口
- トイレやお風呂場
- ベランダ
高さを決めるときは、しっかりとプライバシーが守られる高さになっているかを確認するといいでしょう。
防犯対策のため
防犯対策も目隠しフェンスを取り付ける主な理由の一つです。
フェンスを取り付けることで不審者が簡単に敷地に入ってくることを防止できます。
高さを決める上でポイントとなるのは人がフェンスをまたいで侵入できない高さにすること
また、あまりに高くしてしまうと外から不審者が見えないため、逆効果になってしまう場合があります。
外観をよくするため
外観を良くする目的でも目隠しフェンスを取り付ける人は多いです。
その場合、特におしゃれなデザインのフェンスが選ばれます。
- 和風の家:竹垣など自然の素材を利用した伝統的な目隠し
- 洋風の家:家のデザインに合っおしゃれな木目調の人工樹脂素材のフェンス
この場合、目隠しの役割とともに
圧迫感のない高さがどれくらいかをしっかり検討することも大切になってきます。
目隠しフェンスの高さの目安


目隠しフェンスの高さの目安ってどれくらいになるの?

これから3パターンに分けて説明するよ!
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外と敷地が同じ高さの目隠し

外と敷地が同じ高さの目隠しの場合の目安は一般的に以下の通りです。
- 庭など屋外の目隠し:180cm
- リビングなど室内の目隠し:230〜240cm
隠したい場所に応じて以下の高さが目安になります。

室内は地盤から50〜60cm上がっているため目隠しもそれだけ高くする必要があるんだ。
人の目線の高さは170cmが一般的な基準になります。180cmの身長の人とした場合、目の高さは−10cmなので目線が170cmとなるからです。
高い土地から低い土地の目隠し

隣がマンションだったり隣の家が一段高い法面の上に建っているなど、高い土地から低い土地の目隠しは
フェンスを高めにする必要があります。
- 庭など屋外の目隠し:230〜240cm
- リビングなど室内の目隠し:240〜290cm
高低差によって異なる場合がある
リビングなど室内の目隠しの場合実際には上のような高さが選ばれることはあまりなく、屋根テラスや植栽で目隠しをする方が現実的です。
低い土地から高い土地の目隠し

高台に家が建っている場合など低い土地から高い土地の目隠しは、低めのフェンスを設置することができます。
- 庭など屋外の目隠し:120〜150cm
- リビングなど室内の目隠し:150〜180cm
高低差によって異なる場合がある
どこからの視線をさえぎりたいかを明確にしたうえで
どれくらいの高さにするかを決めることが大切です。
目隠しフェンスのよくある失敗


目隠しフェンスはどんな失敗に気をつけたらいいの?

目隠しフェンスでよくある失敗例を解説するよ!
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低すぎて目隠しにならなかった
低すぎて目隠しにならなかったというケースは非常に多いです。
きちんと高さを計算したつもりでも、実際に取付をしてみたら失敗だった…こういった事例は多いです。
- 道路の向かい側の通行人の目線を意識しなかった
- 向かいのお隣さんの家からの視線を意識しなかった
どちらの場合もどこからの視線の目隠しが必要か事前に考えることで
失敗を避けることができます。
高すぎて開放感が全くない
目隠しフェンスが高くしすぎて開放感がなくなることも失敗の一です。
大きな窓を付けたのに、目隠しの高さが高すぎて景色を楽しめない…って事は良くある話。

確かに、何のために大きな窓をつけたか分からないよね…

窓が活かされないのはもったいないよね!
目隠しフェンスは普通の形状フェンスに比べてすき間がないため
それほど高くない場合でも圧迫感が出てしまいます。
そのためプライバシーを守ろうとしてフェンスを高くすると圧迫感が出てしまい
閉じ込められているように感じる可能性があります。
目隠しフェンスの高さは必要最低限にとどめるのがポイント
フェンスの高さを決める上での注意点


フェンスの高さを決めるのにどんなことに注意したらいいの?

気を付けるべき注意点を解説するよ!
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お隣がどう感じるか
高さを決める上で注意したいのが、お隣がどう感じるかという点です。

お隣と揉める…可能性があるってこと?

お隣の人次第でもあるけどね…
- 近所付き合いを煩わしく思っている
- 覗かれていると疑っている
高さを決める上ではお隣がどう感じるかも考えることで、トラブルを避けることができるでしょう。
遠くからの視線も意識
高さを決めるときは遠くからの視線も意識しましょう。
近場の視線からの目隠しには十分でも少し離れた場所からは丸見えという場合も多いからです。
- 道路の向かい側から見えないか
- 近隣の建物から見えないか
真横の建物からだけじゃなく、少し離れたところからも見られないかチェックしよう!
法律で定められている上限
フェンスの高さには法律で定められている上限があります。
以下は建築基準法で定められている基準です。
- 構造ブロックの高さは120cmまで
- ブロックの上に取り付けられるフェンスの高さは120cmまで
- ブロックとフェンスを合わせた高さは220cmまで
それ以上の高さのフェンスを取り付けたい場合は、ブロックを基礎としない独立基礎のフェンスにする必要があります。
独立基礎とは柱を直接地面に埋め込むタイプの基礎のこと
その場合でもフェンスの高さに上限があります。
自治体によって若干の違いはありますが290cmまでと定めているところが多い
日当たり・圧迫感
フェンスを高くしすぎると、日当たりが悪くなったり圧迫感が出てしまうので注意が必要です。
特に北側はフェンスを高くしすぎると、ただでさえ日当たりが悪いうえに
更に日差しが入らなくなってしまいます。

北側は要注意ってことか!
そのような場合は少しでも日当たりを良くし、圧迫感が出ないように
透視性の低い形状フェンスなどを検討してみましょう。
フェンスの高さを決めるポイント


フェンスの高さを決めるポイントって何?

高さを決めるためのポイントを解説していくよ!
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どこを隠したいかをはっきりさせる
フェンスの高さを決めるときは、どこを隠したいかをはっきりさせましょう。
- どれくらいの高さが必要か明確になる
- 場合によってはフェンスより面格子や植栽のほうが適切であると判断できる
実際にこれが一番大事なことです。家の中に入ってこの場所からだと…
この場所が丸見えになるなど、場所をはっきりさせることが一番です。
どこからの視線を隠したいかをはっきりさせる
どこを隠したいかをはっきりさせたら、どこからの視線を隠したいかを明確にしましょう。
- 道路の通行人
- お隣
- 向かいの家
- 裏側の家
どのからの視線を隠すのかによって必要な高さを割り出すことが簡単になります。
可能なら実測する
フェンスの高さを決める上で一番いいのは、実測して高さを決めることです。
例えば高さを180cmにしようと考えている場合
- 実際に180cmの棒などを立ててみれば、はっきりと設置したときの高さをイメージ可能
- 可能であれば家の中から見て確認する
必要以上の高さにしない
高さを決めるときは必要以上の高さにしないこともポイントになります。
フェンスは基本的に必要最低限の高さがベストです。
- 開放感がない
- 日当たりが悪くなる道路の通行人

ずっと生活していると日当たりとか気になってくるよ!
部分です。
フェンス工事ってどこに頼めばいい?


フェンス工事ってどこに依頼したらいいの?

工事を依頼する場所は大きく2つかな!
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ハウスメーカー・工務店に依頼する
ハウスメーカー・工務店にフェンス工事を依頼できます。
目隠しフェンスは建物ではなく、外構工事として工事されるケースが多いです。
そのため、ハウスメーカーに依頼すると費用は比較的高くなります。

どうしてハウスメーカーは高くなるの?

ハウスメーカーは施工を下請け(外構工事業者)に依頼するからだよ!
ハウスメーカーも外構工事業者へ依頼を行うのであれば
直接、外構工事業者に依頼した方が比較的安く設置してもらえます。
外構工事業者へ直接依頼する

やはり、専門の業者に依頼する事が一番安心出来ます。
目隠しフェンスは、強度も必要です。

強度??

倒れると、建物や人に対して危険だからね!
そういった強度が必要なものを依頼するにはやはりプロに依頼することが一番です。
外構工事業者を探す場合はこちらを参考にして下さい。

まとめ:目隠しフェンスの高さの正解は?

目隠しフェンスの高さを決めるには事前に目的をはっきりさせて
どれくらいの高さが必要なのかを判断することが大切です。
完成イメージを明確にして、実際に現地で高さの確認をすることで
本当に必要な高さが分かります。
それでは今回のまとめです。
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