ホームセンターのカーポートはなぜ安い？購入しても問題ない？を徹底解説！

ホームセンターのカーポートはなぜあんなに安いの……？買っていいのかな？と疑問に思っていませんか？

ただ、カーポートは安く抑えたい気持ちもありますが、安全性やデザイン性も重要です。

カーポートの種類も多く、どの商品がいいのか迷ってしまいますよね。

そこでこの記事では、エクステリア商材を扱うプロの目線から、ホームセンターのカーポートが安い理由や、購入する際の注意点を解説します。

この記事を読むことで、ホームセンターもカーポートについて購入していいのかの判断ができます。

カーポートについて悩んでいる方は、ぜひ最後まで読んで参考にして下さい。

実際に外構の一括見積もりサービスを利用し、比較することで費用が安くなったと答えた人が9割もいます。

カーポートを安く設置するためにも、一括見積もりサービスを利用して、損しないようにしましょう。

ホームセンターのカーポートはなぜ安い？

オリジナル商品だから安い

ホームセンターのカーポートで価格が安い商品はオリジナル商品です。

実際にホームセンターのカーポートは、各メーカー（YKKAPやLIXILなど）が製造しています。

しかし、各ホームセンターの仕様や特徴に合わせて作られているため価格が安くなっています。

大量生産できるから安い

ホームセンターのカーポートは大量生産をすることで安くできます。 

大量生産することで、一つ当たりの単価が下がるためです。（下げさせているためです）

オリジナルカーポートは種類を限定しているから大量生産しやすいです。

ただし、実際には工場原価は変わりません。

ただ、大量生産できることでメーカー側も一気に売上が上がることで価格を安くして販売しています。

耐風性がメーカー品と比較して弱い

ホームセンターのカーポートは、メーカー製の商品に比べて風に弱いです。

価格を抑えるために素材や構造をシンプルにしています。

耐風圧が低いと問題では？と思う人も多いですが、エリアによっては、風が強い場所・弱い場所があり、ホームセンターの耐風圧で問題ない場所がほとんどです。

ただし、台風がよく来る都道府県などであれば、心配となります。

台風がくるエリアはメーカー品のカーポートにしましょう。

デザイン性がメーカー品と比べて低い

ホームセンターのカーポートは、好みもありますが、全体的にデザインに劣ります。

デザイン重視で作ったカーポートではないため、デザイン性はありません。

しかし、機能的には全く問題ありません。

特に、カーポートに何を求めているかによって異なりますが、デザインもと求めているなら、メーカー品のカーポートがおすすめです。

選べる色が少ない

ホームセンターのカーポートは、色の選択肢が少ないです。

商品の種類を少なくすることで製作コストを下げているためです。

カーポートは本体の柱部分と屋根の色がありますが、色の種類は以下の通りです。

	カインズ製 スタイリッシュポート	LIXIL製 ネスカ
本体柱	3色 オータムブラウン シャイングレー ナチュラルシルバー	5色 オータムブラウン シャイングレー ホワイト ブラック ナチュラルシルバー
屋根	2色 ポリカーボネート板のみ	6色 ポリカーボネート板(3色) 熱線吸収ポリカーボネート板(2色) 熱線遮断FRP板DRタイプ(1色)

家の外観に合うか、色があまりにも違っておかしくならないかのチェックが必要となります。

寸法のバリエーションが少ない

ホームセンターのカーポートは、大きさの選択肢が限られています。

1台分のカーポートで比較してみます。

	コメリ製 オリジナルカーポートV	YKK製 アリュースZ750
幅(ｍｍ)	2種類 2,400：2,700	4種類 2,399：2,549 2,699：2,999
奥行き(ｍｍ)	1種類 5,100	3種類 5,052・5,400・5,768 ※連結するとさらに 6種類追加になる
高さ(ｍｍ)	2種類 約1,800：約2,200	2種類 約2,000：約2,355

サイズの種類が少なければ、使用するパーツの種類も減らせます。（工場の在庫の数も減らすことができます。）

パーツの種類を少なくすることで、製造がコストダウンにつながります。

ホームセンターのカーポートの注意点は？

強度に差がある

ホームセンターのカーポートは、メーカー製の商品と比べて、風の強さや雪の重みに対して強度が劣ります。

耐積雪・耐風が必要のないエリア専用と思っていた方が間違いありません。

自分が住んでいるエリアに耐積雪・耐風が必要なのかを確認して下さい。

オリジナル商品は選択範囲が少ない

ホームセンターのカーポートの場合、選べる商品が少ないです。

色や形、サイズのバリエーションが限られています。

どれでもいい・とにかくカーポートが必要！って人には向いていますが、こだわりがある場合はメーカー品の方が良いです。

一また、細かな指定（狭いなど）に対応できない場合があります。

専門知識を持ったスタッフが少ない

ホームセンターでは、カーポートの詳しいことを知っているスタッフが少ないです。

ホームセンターの従業員は、広く浅く知識を持っています。

多くの商品を販売する必要があるホームセンターは、カーポートだけを売るわけにはいかないのです。

そのため、なかなか話が進まない・本当に可能なのか、商品の説明などに不足がある可能性もあります。

分かっている人に、ちゃんと相談しながら決めたい人は、外構業者に依頼する方がいいです。

外構業者へ依頼するなら、複数の会社に見積もりを貰うことをおすすめします。

また、外構工事業者の一括見積もりサービスの比較や外構工事の探し方や選び方も併せて解説している記事も参考にして下さい。

ホームセンターのカーポートを購入していい人の特徴は？

強い風が吹く地域・雪が多く降る地域ではない

風の強い地域や台風がよく来る地域・雪が多く降る地域で生活している方には、ホームセンターのカーポートはおすすめしません。

耐風圧・耐積雪がメーカー品と比べて劣るからです。

ちょっと心配だなと感じている人は、ホームセンターではなく、外構業者から購入・設置をしましょう。

ホームセンターのカーポート商品で建物との相性が問題ない

建物とのデザインの相性に問題がなければ、ホームセンターのカーポートはおすすめです。

特に確認して欲しいのは色です。

カーポートの色と建物の色に違和感がなければ、ホームセンターのカーポートがおすすです。

ただし、おしゃれなデザイン性のある商品を選びたい人は、外構業者に依頼しましょう。

施工する場所が広い

駐車場が広くて大きい場所であれば、ホームセンターのカーポートで問題ありません。

また、狭いとホームセンターのカーポートのサイズが合わない可能性があります。

ホームセンターのカーポートのサイズはあまり多くないため、対応が難しい場合もあります。

サイズ的に問題がないか確認が必要です。

ホームセンターで購入して良い人の特徴に当てはまらない人は、外構業者に依頼することをおすすめします。

複数の業者から見積もりを貰うなら、下記のサービスをおすすめします。

ホームセンターのカーポートの比較

	商品	価格	強度
カインズ（CAINZ）	・スタイリッシュポート ・VICポートαⅡ ・ミンティアポートシエル ・ミンティアポートGu ・ガーデンフェイス折板カーポートⅡ	1台用：￥125,000～ 2台用：￥238,000～	耐風圧（ｍ/ｓ）：34、38、42、46 耐積雪（ｃｍ）：20、30、50
DCMホールディングス	・DCMセレクト ・スタイルポート	1台用：￥113,800～ 2台用：￥237,800～	耐風圧（ｍ/ｓ）：34 耐積雪（ｃｍ）：20
コメリ	・オリジナルカーポートV ・オリジナルカーポートF	1台用：￥87,800～ 2台用：￥175,000～	耐風圧（ｍ/ｓ）：34 耐積雪（ｃｍ）：20
コーナン	・プリオポート ・マイフィールポート ・ヴァンポートR	1台用：￥82,280～ 2台用：￥184,800～	耐風圧（ｍ/ｓ）：34 耐積雪（ｃｍ）：–
ナフコ	・エコマリームポート ・マリームZX ・マリームFDX ・ベルマリーム	1台用：￥96,800～ 2台用：￥199,430～	耐風圧（ｍ/ｓ）：38，42、46 耐積雪（ｃｍ）：–

カインズ（CAINZ）のカーポートの特徴

カインズは幅広い商品ラインナップが特徴です。

他のホームセンターに比べて、商品の種類も多いです。

オリジナル商品でありながら、耐風圧、耐積雪に対応したさまざまな商品を取りそろえています。

他社に比べたら価格は高めですが、豊富なバリエーションから計画に合わせて商品をえらえるというメリットがあります。

DCMホールディングスのカーポートの特徴

DCMホールディングスは大きく他のホームセンターと変わりはありません。

ただしオリジナル商品だけではなく、YKKAP製のカーポートの取り扱いがあります。

その他の外構商品もカタログに多数あり、カーポートだけでなく、外構全体の検討にも適しています。

コメリのカーポートの特徴

コメリのカーポートは、価格と機能のバランスが良いのが特徴です。

また、コメリもYKKAP製のカーポートの取り扱いがあります。

コーナンのカーポートの特徴

コーナンは商品数が少ないものの、コスパに優れたカーポートを販売しています。

また、カーポートだけでなく、サイクルポートも扱っているため自転車置き場も検討している人にピッタリです。

しかも、オリジナルのサイクルポートです。

ナフコのカーポートの特徴

ナフコのカーポートは、デザイン性と機能性を兼ね備えています。

両方兼ね備えているため、家の外観にマッチする製品や、強度の高い製品を選択できます。

また、自動車3台用のカーポートや、自転車用のサイクルポートなど、さまざまな商品を展開していることも特徴です。

ホームセンターのカーポートは値引きできる？

チラシが入った時は安くなる

カーポートだけではありませんが、ホームセンターなのでチラシが入ります。

そのチラシにカーポートが掲載されると安くなっている場合があります。

チラシ掲載だから価格が絶対安くなっているということもありませんので注意して下さい。

チラシでは在庫処分や期間限定情報が提供されるからです。

セール情報は店舗によって異なるため、最寄りの店舗のチラシに注意しておきましょう。

商品入れ替え時は安くなる

ホームセンターでは商品の入れ替え時にカーポートが安くなる場合があります。

新商品が入る場合、前の商品が在庫処分として販売されるケースがあります。

しかも、そのタイミングが合えば、普段よりもかなり安く購入できます。

基本はできない

基本的に、ホームセンターのカーポートの値引きはできません。

カーポートといえど、あくまで店舗に並ぶ商品だからです。

より安く購入したいなら、セール期間や商品入れ替えのときなどを狙うしかないでしょう。

また、ホームセンターのカーポートはそもそも安いため、それ以上に安くすることは厳しいと考えた方がいいです。

価格を安くしたいのであれば、比較することは必ずやらないと安くなりません。

複数の外構業者から見積もりを取って価格を比較して安くしましょう。

複数の業者から見積もりを貰うなら、下記のサービスをおすすめします。

まとめ：ホームセンターのカーポートを購入する場合はエリア次第！

ホームセンターでカーポートを購入するのは、安いのでおすすめです。

しかし、注意点もあって、とにかく台風や雪が多く降るエリアは避けた方がいいです。

また、強度はメーカー品と比べて劣るので、心配な人は外構業者に依頼することをおすすめします。

それでは本記事のまとめです。

ホームセンターではなく、外構業者へ依頼を検討している人は下記のサービスをおすすめします。

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