家は建ててずっとその場所に住みます。そのため、どこに家づくりをお願いするかって非常に重要です。
そして…実際にハウスメーカーや工務店を選ぶってすごく悩みますよね?

実際に僕も選ぶ時に悩んだよ!
- 本当にこの会社でいいの?後悔しない?
- 何か…決定打に欠ける
- どの会社で建てたらいいのか分からない
こういった悩みはありませんか?
そこで、本記事ではハウスメーカーや工務店を選ぶ上で大事なポイントや注意する事
そして、どうやって決めるのかを建築業界に長くいる私が解説していきます。
- ハウスメーカーや工務店を選びでやってはいけないこと
- ハウスメーカーや工務店の選ぶときにチェックすること
こういった内容を解説します
くれぐれも【面倒だからこの会社でいいや…】で決めないように
納得してハウスメーカーや工務店を決めて下さい!
大事なハウスメーカーや工務店選びなのでじっくりと最後まで確認してください
【絶対やめろ】ハウスメーカーや工務店選びでやってはいけない3つの注意点とは…?

ハウスメーカーや工務店選びでやってはいけないことってあるの?

勿論あるから気を付けてね!
ハウスメーカーや工務店選びでやってはいけない注意点を説明します。
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ハウスメーカーや工務店の知名度だけで選ぶ

大きな買い物だから、大きな会社じゃないと心配!

それが本当に正しいかどうかはちゃんと確認しようね!
大きい買い物であることは間違いありません。しかし、大きな会社が良いというのは間違いです。
- 有名なハウスメーカーは価格が高いケースが多い
- 地元の工務店の方が同じ家を建てた場合でも価格が安いケースが多い
価格優先であれば地元の工務店がおすすめ
アフターメンテナンスが大事だと考えているのであれば
大手ハウスメーカーの方が会社組織が大きい分、メンテナンス部署もあるため
アフターメンテナンスも手厚いはずです。
必ず手厚いとは言い難い部分もあります。
知名度だけでなく、予算や自分の好みの外観やデザイン・間取り・性能などしっかりと比較して
自分の納得する方法で選択すべきです。
※その上で知名度の高いハウスメーカーを選択するのであれば問題ありません。
必ずしも知名度が高いからこのハウスメーカーにすると言った偏った事で決めてほしくはありません。
全国的に有名なハウスメーカーでなくてもあたなにぴったり合うや工務店は必ず有ります。
あなたの知らないハウスメーカーや工務店を知りたい人はこちらの記事を参考にして下さい。

家族・親族などの身内の会社もしくは身内の紹介で選ぶ
最初は知り合いだから、家族だから、身内だから言いたいことも言えるし良いなと思っても
実際工事が始まると思ったように上手くいかないトラブルが発生します。

どういったトラブルがあるの?

身内だから甘えが出るんだよね…
- 他の仕事が忙しくて、身内の仕事は後回し
- ここはこうした方が絶対に良い!などから勝手な工事の進行
身内だからこそ、甘えが出ます。
関係がうまくいっている内はいいかもしれませんが
不満が多くなればなるほど関係が気になって言いたいことが言えないといったケースもあり得なくありません。
何千万もする住宅は妥協をしてはいけません。
言いたいことも言えない関係では後悔が残るばかりですので避けた方が無難です。
ただし、金額的には安くなる場合も多いので魅力的な部分もあります。
相見積もりを取らずに1社のみしか知らない状態で選ぶ

例えばだけど…全く同じ家が2つ有って、片方が100万安かったらどうする?

勿論、100万安い方を選ぶ!
全く同じものなら、安い方がいいですよね。
しかし、1社としか話をしていない場合は金額が高いのか安いのかの判断がつきません。
また、家には色々なプランがあり、デザインがあります。
自分が良いと思ったデザイン・間取りがあっても、さらにもっと良いプランがあるかもしれません。
しかし、1社しか知らなければそれすら分かりません。
価格が妥当なのか、プランやデザインは自分の好みなのかの判断を行うためにも色々な会社を比較することは大事です。
プランや見積もりをもらうことは無料です。必ず1社のみは避けましょう。
契約前に本当にこのままでいいの?と悩んでいるのであれば、もう一度確認しよう!
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一般的なハウスメーカーや工務店を決める決め手は5選

ハウスメーカーや工務店の決め手は何?

よく言われている決め手を解説していくよ!
一般的に言われているハウスメーカーや工務店の決め手は以下の5種類です。
気になる場所へタップして移動できます
総支払の価格で選ぶ

家を建てるうえで必ずついてくるのが【予算】です。
実際に自分たちが【いくらまでなら払えるのか】である程度ハウスメーカー・工務店を絞る事が可能です。

自分の予算に合った会社を探すことは大事だよ!
ちなみに、予算に関してはある程度正直に話をした方がいいです。

普通は安く言うんじゃないの?

あまりにもかけ離れていると相手にしてくれないからね!
少し足りないのであれば、値引きしてでも契約を取りたいと思うのが営業マンですが
かけ離れていると『あぁ、無理だな』と営業マンの方から諦められてしまいます。
またお金で比較する場合は、ある程度同じ条件で比較しなければ価格に大きな差が出てしまいます。
本当の意味での比較になりませんので条件は同じで比較しましょう。
- 家の広さ(坪数)
- キッチン(アイランドキッチン・ペニュンシュラキッチンなど)
- お風呂(大きさが広い・狭い・浴室乾燥機の有無など)
- フローリングの種類(無垢・挽板・プリントなど)
- 床暖房・食洗器などの設備機器
見積り条件は必ず合わせよう!
価格が高い・他でも見積りが欲しいと考えている人は利用しよう!
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自分好みの間取りやデザイン(外観など)で選ぶ

「注文住宅だから、どの外観スタイルでも作れますよ」
ハウスメーカーや工務店の営業マンが言うかもしれません。
それは嘘ではありませんが、大きな意味ではちょっと違います。
- 和風料理店は和風料理が得意(中華やイタリアンも作れるかもしれませんが)
- 中華料理店は中華料理を食べたい(和風料理やイタリアンを食べたいとは思わない)
つまり、得意なスタイルを作っている会社に依頼した方が間違いがないということ
家づくりも同じです。各工務店やハウスメーカーにも得意・不得意のスタイルがあります。
慣れている家づくりをしている方の方がより正確な失敗のない家になると思いますよね。
営業マンとの相性

最後はやはり営業マンとの相性、つまりは人だという事です・・・

人って本当に大事だよ!
いくらいい会社でも、担当が最悪であれば家づくりが最悪なものになります。
しかし、相性って何度か会って話をするだけではわからないんですよね・・・。
営業マンのチェックポイントを紹介します。
- 自分に非があった場合は素直にすみませんと言える人
- 知らない事に対しては知らないとはっきり言った上できちんと調べて回答してくれる人
- 私たち施主に対して出来ない事は理由をつけて無理と言ってくれる人(何でも無理という人は論外)
- 他社の文句や否定的な言葉を極力言わない(施主のためになる事は言う)
- 必ず商談後に本日の内容をまとめて質疑の再確認をくれる人
- 質問した事に対してレスポンスが早く対応してくれる人
やはり最終的には人と人とのつながりです。
こちらの要望のためにこれは出来ないけど、代替え案としてこれは大丈夫など
会社対して努力(会社を説得)してくる営業マンであれば安心です。
会社の財務体系(建てた会社が倒産しないか)の確認をする

もし仮に家に何か不具合が起きた場合、何かしらの対応をしてほしいです。
- トイレのドアの鍵が掛からなくなった(逆に閉じ込められた)
- お湯が急に出なくなった
こういった不具合はすぐにでも手直しして欲しいです
しかし、家を建ててもらった会社が倒産してしまうと対応することは出来ません。
そういった面で考えると倒産しそうと噂される会社は避けるべきかもしれません。
倒産した場合でも瑕疵保険の加入に必ず入っているため、大きな被害(雨漏りなど)は泣き寝入りする必要はありません。
この保険は補修するハウスメーカーなどに支払われるのですが、倒産していた場合は施主に支払われるようになります。
見えない部分は、保険会社も判断が難しい(あまりお金を支払いたくないですよね、保険会社の人は)ため瑕疵と認められないケースが多いため、安心とまではいかないのが現状です。
倒産した場合でも建物そのものについては保証はされますが、やはり倒産しないに越したことはありません。
保証内容と保証期間を比較する

家は建てることを計画する時間・建設中の時間よりも、その家に住む時間の方が明らかに長いです。
快適な家で快適な生活を送るためには、アフターメンテナンスは非常に高いポイントといえます。
保証内容を確認する
家の支えとなる重要な部分は10年保証ですが、他の部分は大抵が2年保証です。
扉(ドア)の開け閉めの調子が悪いなどは、2年間は保証するけど、それ以上はしないよって事です。
住宅の重要な部分だけでなく、
細かい部分の保証が充実している会社がお客様第一に考えている会社だと言えます。
ハウスメーカーや工務店選びに悩んでいるのであれば、保証の内容について詳しく比較しましょう。
保証期間を確認する
保証期間に関しては、最低でも10年保証となります。
この10年は最低保証を法律で決められているので、必ずどんな建物であれ10年間は保証があります。
参考までに大手ハウスメーカーの保証期間の比較表を作りましたので参考にして下さい。
会社名 | 保証期間(無料) | 延長保証期間(有料) |
---|---|---|
アイフルホーム | 10年 | 30年 |
ユニバーサルホーム | 10年 | 30年 |
一条工務店 | 10年 | 30年 |
住友林業 | 10年 | 30年 |
タマホーム | 10年 | 60年 |
スウェーデンハウス | 10年 | 20年 |
ミサワホーム | 30年 | 60年 |
積水ハウス | 20年 | 60年 |
大和ハウス | 20年 | 60年 |
セキスイハイム | 20年 | 60年 |
ヘーベルハウス | 30年 | 60年 |
三井ホーム | 10年 | 30年 |
トヨタホーム | 10年 | 30年 |
パナホーム | 10年 | 30年 |
CMなどを行っている誰でも知っているハウスメーカーは、30年保証~60年保証ですね。
でも、よく内容を確認すると、これには定期的なメンテナンス(有償)を行わなければなりません。
お金払ってメンテナンスしているから保証期間が延びているってことです。

お金を払ってメンテナンスすれば保証が延びるって当たり前じゃないの?

商売上手だよね!
ちなみに、ここにある保証内容については
基本的には、構造躯体の重要な部分、基礎、柱、屋根、床、土台などの部分です。
また、雨の侵入を阻止する屋根や外壁などが基本的な保証内容になります。
【結論】ハウスメーカーを決める決め手って何?

勿論、上記の一般的に言われる5つの決め手は大事です。
気になる場所へタップして移動できます
しかし、家づくりは家を建てれば終わりじゃありません。
家は建てた後の方が長いです。
つまり、工事後もお客と思ってもらえるかどうかが一番大事です。
- 家づくりは些細なことで不安になる(価格が高いため)
- 契約する前ばっちり対応してくれた
- 家を建てる期間中も要望を聞いて対応してくれた
- でも最後お金を払うと、全く相手をしてくれなくなった
- 電話も出なくなった
これじゃ…つらいですよね…
ハウスメーカーや工務店選びに悩んだら…の結論は、
アフターがきちんと充実しているか、すぐに対応してくれるかと言った点です!
アフターサービスが充実しているかの確認はどうやってする?

充実しているか…どうやって確認したらいいいの?

確認方法を紹介するよ!
正直、建ててみて実際に不具合が起きないと分からないかもしれません。
しかし、分からないのでは困りますよね・・・。
そこで、契約前に営業担当に聞いてほしい事があります。
『こちらで建てられた方(OB、OGの方)とお話しすることは出来ますか?』
営業マンに自信がない場合、会わせる事はありません。(会わせられないです)
クレームばかりであれば、OB・OG訪問は出来ないです
もし、可能な場合は、必ず聞いてください。
アフターの対応はどうですか?不具合が起きた時の対応ってしてくれてますか?
これで、OB客が問題なければ基本的には大丈夫です。
まとめ:ハウスメーカーや工務店を決める最後の決め手
よく言われるハウスメーカーや工務店の決め手は営業マン、つまり人で決めたと言われます。
確かに合う、合わないは大事なことです。
しかし、家を建てている段階では営業マンは大事ですが、建てた後はメンテナンスを行っている会社の体勢も大事です。
ちなみに…不満に思っている人は必ずやめた方がいいと教えてくれます。
もし、予算も問題なし、間取りや対応も甲乙つけがたい・・と悩んでいるのであれば、
最後は営業マンの人間性・・・ではなくアフターの体制・会社の対応力です。
OB訪問を行う事を拒む会社は怪しいです。お客と良好な関係であれば問題ないはずです。
魔法の言葉『こちらで建てられた方(OB、OGの方)とお話しすることは出来ますか?』聞きましょう(笑)
では本日のまとめです。
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